マッピング(左:2回目)とその後の状況
左耳の手術をして2週間ほど経過してます。
頭の腫れた感じはまだ若干残っていますし、手術跡もなかなか綺麗にはなってませんし、右耳の時と同様に耳閉感が気になっているものの、手術の副作用としての感染症などは気にしなくても大丈夫なレベルにはなっているのかなと思います。
マッピングと検査
マッピング(左耳:2回目)
今週の火曜日に左耳の2回目のマッピングをしてきました。
最初のマッピングをしてから1週間ほどですが、この間は磁石が全然ついてくれないので、使用するには手で押さえるかヘアバンドをするしかないという状況だったので、ほとんど使用していませんでした。
今回のマッピングの前に、磁石を一番強いものに変えてもらったんですが、それでも少し頭を振ると落ちてしまします。STの先生曰く、要因としては、まだ手術から時間が経っていないので頭の皮膚が柔らかい状態にあるというのと、私は頭の皮が厚いらしく、手術の際も電極の設置位置に結構難儀したらしいので、もともとつきにくいということのようです。確かに左耳の時も同じような状況だったので、そういうものなのかというのは分かるんですが、今現在一番強力な磁石を使用しているわけで、これがつかなくなったらどうするんだろうかというのは若干不安ですね。そこまで心配する話でもないのかもしれませんが。
マッピングそのものは順調に終わりました。マッピング後の聴力検査も数字的には非常に順調と言っていいようです。
検査(右耳)
右耳の方は、久しぶりに語音識別検査をやりました。
結果は次回のマッピングの際にと言うことですが、実感としては前回よりも若干落ちている感じがします。ただし、若干なので日常生活面で大きな変化があったというわけではないですね。
とはいえ、2音のひらがなの識別だけは本当に苦手です。これをやりながらいつも思うのは、話を聞くというのはある程度脳の中で先読みをしているのだろうなということですね。イメージとしては一種の連想ゲームみたいな感じでしょうか。その連想がうまくはまれば聞き取れなくても会話をすることはできる訳です。例えば、文章検査の中でこんな一文がありました。
「軽くて丈夫な布団をバーゲンで安く購入した」
で、私はこれを
「軽くて丈夫な布団をスーパーで安く購入した」
と間違えました。
ただ、文章の大意は理解はできています。スーパーかバーゲンかってのはある意味些末な部分なので、こういう風に聞き間違えたとしてもおそらく会話は問題なく進めていけることでしょう。
で、なぜバーゲンをスーパーと聞き違えたかというと、この部分は聞き間違えたのではなくて聞き取れなかったんですね。聞き取れなかったんですが、「軽くて丈夫な布団を安く購入した」というのは聞き取れているので、あとはどこで購入したかぐらいしかないだろうと連想して、4文字で当てはまりそうな言葉を瞬間的に出したのが「スーパー」なわけです。
こうやって文章に書くと、難聴者が会話で頭をフル回転させているというのが少し理解してもらえるかなあ。だから、この例でいうと「布団」とか「購入した」が聞き取れないと聞き返さざるを得なくなりますが、ここさえ聞き取れていれば会話は何とかできる訳です。人工内耳のおかげで、聞き取る頻度は少しはマシになっているんですが、おそらくは健聴者並みまでは行かないと思うので、今後もこうやっていろんな連想をしながら会話をしていくことになるんでしょうね。
でも、会話に関しては、補聴器の頃に比べると雲泥の差がありますね。本当に聞くのが楽になりました。
マッピング後の状況
といってもまだ2日しか経ってないわけですが。
磁石を交換してもらったので、少しはマシになりましたが、階段の上り下りなど振動があるとずり落ちてくるので、さらに磁石の強度を上げる調整を自分でやりました。本当は次回のマッピングの際にSTの先生にやってもらう予定だったんですけどね。
まあ大したことではなくて、磁石の位置を少し変えるだけなんですけどね。
これでようやく安定してきたので、今日は一日左耳だけ人工内耳をつけて過ごしていました。
右耳の2回目のマッピングの時よりも音を聞きやすいと思うんですが、まだ音量が85%なので入ってくる音の大きさは違いますね。これを慣らしていって100%になったときに両耳装着で聞こえのバランスをどうやって調整していくのかが今後のリハビリの目標になってくると思います。