空気電池の持続時間
このところ出張が続いているので、前回の出張の際に人工内耳の使用を充電池ではなく空気電池に変えてみました。理由はというと、充電器を持っていくのが面倒臭いというのと、出張だと充電池の持続時間(通常タイプ:10時間、XSタイプ:7時間)をどう考えても超えてしまうため、仕事の途中で交換する手間を考えると現実的ではないかなというところです。
もちろん、交換用の充電池をポケットに入れておけばトイレの間にチャチャっと交換することはできますが、落としたりする可能性もありますからね。
私が使用しているメドエルのSONNETは、2つの空気電池で最長60時間はもつと宣伝されています。実際のところはどうなんだろうということで、使用時間をチェックして見ました。
- 10月5日 12:00-24:00(12時間使用)
- 10月6日 8:00-23:00(15時間使用)
- 10月7日 7:00-15:00(8時間使用)
ということで、2日半使用して35時間経過したところで、仕事中なのに電池切れの警告音が鳴り始めました。SONNETは、警告音が鳴り始めてもすぐ電池が切れることはなくて、その後も数分は使用できますが、たまたま余裕があったのでちょっとトイレに行って交換して事なきを得ました。
それにしても35時間ですか。60時間は使えると書いてあるのに半分ちょっとしか使えないのね。
電池の消費がどういった要素で変わるのかは良くわかりませんが、飛行機に搭乗中はエンジンの轟音が鳴っている状態でも装着したままだったので、大きな音をサウンドプロセッサに入れ続けると電池の消耗が早い可能性はあるかもしれません。日常生活であそこまでの騒音を聞くことはそんなにないですからね。
これまで日常生活で充電池を使用したときの持続時間は概ね上記のカタログ値に近い時間使えていたので、空気電池の場合だけ極端に短くなるのはそういう事情なのかなと考えています。
人工内耳用の空気電池は通常のものよりも高いし、電器屋などでは扱っていないことがほとんどなので、今後は充電池を使用するか空気電池を使用するか場面ごとに考えていく必要がありそうです。