さまざまな環境下における聞こえ方について
人工内耳も8回のマッピングを経てだいぶ安定してきたので、日常生活面で困ることはほぼなくなりました。まだたまに遠くから聞こえてくる小さな音が「ポンポンポン」となっていることはありますが、別に聞く必要もないので気にしないようにしています。
最近はあまり聞こえの状況についてまとめていなかったので、少しまとめてみたいと思います。
仕事関連
仕事で一番問題になるのが会議ですが、「いま何の話をしているか」という点に関してはほぼ問題なく把握できていると思います。ただ、まだまだ集中していなければならないので、ちょっと気を抜くとすぐに何の話をしているか分からなくなってしまいますね。この辺は補聴器の時からさほど変化はありませんが、両隣とコソコソ話をするのは楽になりました(笑)。小さな声でもきちんと拾えているということでしょうね。
飲み会など
飲み会などの騒音下での会話については、最近だと居酒屋で3名での飲み会がありました。これは、日本代表のサッカーの試合を肴に飲むというものでしたが1、3名ぐらいだと自分の右側に1人、向かい側に1人という形であれば周囲が相当うるさい状況でも会話にはほぼ不自由しませんでした。これは長年の気の置けない友達との飲み会で、彼らの話し声には慣れているからというのも大きいかもしれません。
サッカーの試合は大画面のテレビで放送されていましたが、これはアナウンサーの声とかそういうのは全然分かりませんでした。歓声やホイッスルの音はちゃんと聞こえてました。テレビに関しては、騒音下だからというよりも、自宅の静かな環境でも同様でして、音はしっかり入ってきてますが、聞き取りはノイズというか音が割れているというかそういう感じに聞こえているので、まだまだ難しいです。
別な日には、ホテルの宴会場での立食パーティのようなものに参加しました。そこでもそこそこ会話はできましたが、話をしている相手の位置が私の左側だと右耳が会場の騒音の方を拾ってしまうので、その際は会話に苦労することになります。
で、先週は早めの忘年会がいくつか開催されたので参加してきましたが、同じ騒音下での会話といっても少人数であればいいんですが、人数が多くなると席の位置にもよりますが、端の方から話しかけられてもちょっと厳しいですね。少人数なら皆同じ話題で話をしていますが、ある程度人数が増えると私の右側ではAという話題について、左側ではBという話題についてそれぞれが話をしているような状況になってくると、いろんな声が入ってくるけど自分自身が会話に参加できなくなっていくので疲労感ばかりが増していきます。そして、その脳の疲労が聞き取りを困難にしてしまうようです。
こういうときは、なるべく端に座るようにするのがいいかもしれません。まあ真面目な話しはしていないので、会話に参加できなくても別にいいんですけどね。所詮は忘年会ですし(笑)。
電話と音楽
前回の主治医の診察の際に、これからはもっと電話をかけたり音楽を聴いたりするようにといわれています。
電話については職場でもプライベートでもあまりする機会がないので、音楽をちょっとずつ聴くようにしています。PCにはスピーカーを接続しているので、そのまま流して聴けばいいんですが、それだとどうしても音が拡散しすぎて聞きづらいので、オーディオ接続ケーブルを試してみることにしました。
この接続ケーブルを使用するためには、専用のバッテリーカバーを使わなければならず、それがずいぶんと胴長なので日常的に使うのは少し厳しい(そしてケーブルも短すぎる)んですが、たまに聴く分には十分ではあると思います。電話も含めてコードレスで聴くためには、メドエルだとBluetoothネックループというのが出ているので、購入を検討してみます。
音楽そのものは、知っている曲なら知っているようには聞こえています。もっとも、その聞こえ方は補聴器を装着していた時とは違う音のように感じますし、また健聴者の方と同じようには聞こえていないと思いますが、どう違うかを説明するのはかなり難しいですね。
まあとにかくいろんな環境でいろんな音を聞き続けていって脳に学習させていくしかないので、頑張りましょう。
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もっとも私はお酒を飲めません。↩