障害者手帳の更新と更生医療の申請

以前のエントリで書きましたが、私の障害等級は現在4級です。

artifical-ear.hatenablog.jp

両耳に補聴器を着けるときに勧められて約20年前に取りましたが、その後の就職と引越しで住所変更や等級変更をしないまま現在に至っています。聴覚障害者にとっての障害者手帳のメリットは、補聴器の支給が一番でしょうけれども、個人的にはいわゆる福祉対応の補聴器の機能面に満足できないことから、より高性能なものを購入して使用してきたため、特に必要がなかったというのが正直なところです。最新型の補聴器を購入するだけの経済的余裕もあったというのが大きいですが。

でも、今回の診察から人工内耳の手術へという一連の流れの中で、補聴器の支給や更生医療のことも考えて、障害等級の更新をしておいた方が良いと勧められたので、先日の診察の際に意見書を書いてもらって、市役所に行って手続をしてきました。

とりあえず、住所変更をしてなかったので、そちらの方はそのまま現在の手帳に変更の記載をしてもらいまして、等級の変更については、手術を受けることからその後で状況か変わるかもしれないから時間がかかりそうと言われました。なんか担当の人が人工内耳の手術の意味を理解していないんじゃないかと思いましたが、時間がかかるのは想定していたし、等級をすぐに変えなきゃならない切迫した事情があるわけでもないので、そこは何も言わないでおきました。

更生医療の方は、「残念ながら更生医療の所得制限を超過しているので、申請しても通る可能性はありません」ということで、申請そのものを受け取ってもらえませんでした(笑)。これも予想通りでしたが、申請を受け付けた上で却下するよりはお互い合理的でいいんじゃないですかね。

その更生医療の申請書類の中に、今回の手術にかかる医療費の概算を出したものがあるんですが、合計383万円となってました。これが医療保険+高額療養費で自己負担額が自分の場合は20万円程度におさまるわけで、社会保障制度の存在意義というのはやはり大きいと実感しています。

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そんな感じで、手術への準備をあと3週間弱で進めていきたいと思います。