退院&音入れ完了

前回からの続きになります。

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退院はどうなる?

午前中の診察がなくなって、16時に予定されている音入れまでは暇な時間を過ごしてました。向かいのベッドのおっちゃんが四六時中なんか言っているのが聞こえてきてましたが、カーテン越しなのとこちらが音楽を聴いていたのとで全然内容は分かりません。ただ、付き添いの奥さんが廊下ですれ違うときに「うるさくてすみません」って謝ってくるので、おそらくは世話の焼ける患者さんなんだろうなあ。夜中も何度となく車椅子でトイレに行っていたみたいですし、看護師の方が頻繁にナースコールで呼ばれているみたいでしたし。

今いる病棟が皮膚科と泌尿器科なので慢性系の病気の方が多いのかもしれませんが、こういうのをみると自分が病気で入院するとどんな感じになるのかということをちょっと考えてしまいますね。耳鼻咽喉科の病棟もそうですが、手術の後で鼻や頬から管が出ていたりする患者さんばかりなので、やはり健康は大事だよなということを否応が無しに意識させられてしまいますね。

昼食の時間を過ぎて、15時近くなっても全く何の連絡もないままでした。その間にSTの先生がきて、抜糸ができなかったら今日の音入れは延期になりますという話をしていきました。

こりゃもう今日は抜糸も退院も音入れも無理なのかなあと諦めかけていたんですが、15時15分頃にようやく連絡があって診察をしてくれるというので病棟の診察室に出向いたところ、主治医の先生は結局出てこられなくて(話によると手術が終わらなかったらしい)、若手の先生が主治医の先生の話として、傷を確認して問題がなさそうなら抜糸の上で退院して良いとのことだったので、ようやく抜糸をしてもらいました。その場で主治医の先生の診察予約も取りました(明後日(笑))。

この時点で15時30分。音入れが16時からの予定だったので、慌てて看護師さんの退院手続きどうすれば良いですかと尋ねたところ、取りあえず入院費の計算が必要になるけど、計算担当の人と連絡がまだつかないので、取りあえず音入れの方を先にしてもらって、終わってから会計に行ってみてはということになりました。

ここで初めて診察カードを返してもらいまして、耳鼻科の外来の検査室に出向きSTの先生に事情を話したところ、「先に会計しとかないと帰れなくなるかもよ」というので、会計窓口に出向いて事情を説明したところ、まだ計算が上がっていないので今日支払うのは無理そうという話になりました。で、少し待っていたところ会計の方から債務確認書というのを渡されて、計算が完了し次第連絡が行くので、それを待ってから支払って下さいということで入院費の件はひとまずクリアしました。

音入れ終了後、もう一度病棟のナースステーションに出向いて、処方箋は出ていないので次回の診察の予約の確認をして、やっと退院ということになりました。

それにしてもバタバタではございました。われながら少し強引だったかなと反省してます。

ともあれ退院できたのでめでたしめでたし、でございます。

音入れ

話は戻りますが、会計の手続きを完了した後に改めて左耳の人工内耳の音入れをしました。

音入れの前に、手術時に確認できなかった検査をするという話をしていたんですが、要は電極の通電の確認みたいで、これは特に問題が無かったようです。ちなみに、前回のインプラントはCONCERTOというものだったんですが、今回は新しく薬事承認されたSYNCHRONYというものになりました。

www.medel.com

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協調から同調へ行くというのはどんな変化なのか気になりますね。個人で分かる違いとしてはMRIの受容範囲が広がるということみたいですが、どっちにしてもMRIは大学病院の方で受けてもらうということになるようなので、この点に関してはほぼ何も変わらないとみて良さそうです。聞こえ方の違いはもっと分からないでしょうからね。

で、肝心の音入れですが、前回の時と同様に磁石が頭につかないのでヘアバンドで磁石を抑える形で進めていきました。

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ただ、今回は、手術してからまだ1週間ということもあり、前回以上に磁石がつかない状態だったのですが、これはまだ頭皮が若干柔らかいのでくっつきにくい状態だからということでした。少し頭を動かしただけですぐに落ちてしまうので、落ち着くまではほとんど使えなさそうです。ついていても手で押さえないと雑音が入ってくる状態なのでね。

音入れそのものは順調でした。ただそれで初めて聞いた音は、だいぶバランスが悪くて、聞きづらい音でした。でも前回よりはマシなところではあります。次回のマッピングは来週ですが、頭皮が柔らかいうちは1回1時間ぐらいに限定するようにといわれてます。使おうにも落ちてしまって使えないので、あと数日は右耳だけで過ごす感じになりそうではあります。

左が左耳、右が右耳の初回の音入れ後の聴力検査の結果。左の方が全体的に音がよく入っているのが分かると思います。

とまあこんな感じで退院&音入れのドタバタ記でした。

入院生活の比較まとめは次回に書こうと思います。同じ手術なんだから同じようにと思いきやずいぶんと違いがあったので。