マッピング(9回目)

今日は3週間ぶりのマッピングで病院に行ってきました。

この間は、聞こえに関してはほぼ安定していて、日常生活で困るような事態はほとんどありませんでした。聞こえに関してはね。

ただ、

というような経験をしたりとか、混んでいるエレベーターで壁側に頭をつけたら磁石が持って行かれて、壁にきっちりと張り付いてなかなか取れなくて冷や汗をかいたりとかはありました(苦笑)。これは相当恥ずかしいです。すでに2回ほどやらかしてしまっているので、3回目がないように注意したいところですね。

マッピング

さてマッピングですが、今回は、通常の音の調整のほか、補聴器を同時に使用するためのマップの作成も行いました。

まず最初に現在の裸耳での聴力を測定したんですが、左耳は手術前とほぼ同様で、右耳は左耳よりも10db~20dbほど落ちているという感じでした。オージオグラムはもらえなかったんですが、手術後に何度か測ったのとほぼ同様とのことでした。

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手術前に測定した裸耳のオージオグラム。今回は、右耳の低音部分の聴力が10db~15dbほど下がってました。

その後、いつも通りに小さい音を中心に調整を行いました。今回も聞こえたり聞こえなかったりでいつになったら安定するのかさっぱり分かりません。相変わらず人工内耳だと8000Hzが入りすぎている(20db)けど4000Hzが落ちすぎている(50db)とか言われるし。今日はなんかやっている途中で眠くなったりしたから、そのせいかもしれませんけどね。

通常通りの調整をした後に、現在の裸耳の聴力に合わせて低音部分をカットしたマップを作成してもらいまして、別に調整してもらった補聴器と人工内耳を同時に装着して音を聞いてみました。率直にいって、補聴器の音が全然入ってこないので、単に低音部分がカットされた人工内耳の音しか聞こえない感じです。また、自分が話す時は補聴器の音と人工内耳の音が別々に聞こえてくるので、ものすごく変な音になります。

これは個人的には予想通りでもありまして、というのは手術後右耳の裸耳での聞こえはものすごくおかしくなっていて、音の高低が全然分からなくなってます。というか全部高い音に聞こえるようになってしまっているんですね。そういう状況なので、オージオグラムではそんなに下がっていないといわれても、聞こえている音は全くこれまでと違う音になっていて、それは補聴器で補正しようともどうにもならないのではないかと思っています。

先日の診察の際に、主治医にも手術の後、裸耳で聞こえる音が変わるということは、蝸牛に電極を入れる以上、ありえない話ではないということも聞いていますし、人工内耳での聞こえに不満はないのでそんなにショックはないんですが、残存聴力に期待してメドエルにしただけに、若干不満が残る結果には鳴りました。

というようなことをSTの先生に話したところ、

ST:「そうですかあ。補聴器を併用した方が音がまろやかに聞こえるという人は結構いるんですが、あなたの場合は、人工内耳に慣れちゃっているのかもしれませんね」

私:「補聴器を併用すると音がまろやかになるんですか? 今は思いっきり機械的な音ですけど。そう言っている人って、もしかして人工内耳に慣れるのに苦労したとかないですか?」

ST:「うーん、その辺はよく分かんないけど、ただそう言う人は音楽をやっていた方が多いですねえ」

私:「ああ、音楽とは無縁の世界に生きてきたんで、そういう細やかな音に対する感受性ってないかもしれないです」

ST:「(笑)。まあものは試しにってことで、音楽を聴いてみてどう違うかだけ教えてください」

私:「音楽もたまに人工内耳で聞きますけど、知っている曲なら割と普通に聞こえるんですけどねえ」

ST:「まあそう言わずに(苦笑)」

とまあこんな感じです。無理に併用しろって話でもないので、たまに併用して音楽を聴くぐらいはしようかと思います。ずっと補聴器してたら鼓膜から聞こえる音が元通りになるかもしれないですしね(多分ないけど)。

左耳の手術の日程調整

前回のマッピングの際に、左耳の手術についてひとまず日程を調整しようということになっていまして、仕事の都合から来年3月ぐらいを目安に調整しました。

右耳の手術の時もそうでしたが、私が通院している病院では、手術の日程は、医師に限らず誰かが押さえてしまえば良いようで、押さえてから主治医に確認されるという形でした。ということで、今回は3月中の希望日程をひとまず出して、10日後にまたマッピングがあるので、その時に日程を確定させるということになりそうです。

主治医の診察は1月末なので、そこで最終決定になるのかな。まあ、仕事の都合で問題が出ればいつでもキャンセルはできるようなので、取りあえずという感じでしょうかね。

しかし、人工内耳という選択肢を知ってから半年で両耳に手術をすることを決断するとはねえ。自分でもビックリだわ。