人工内耳手術の検査について
手術前の検査はまだ残っていて、今週の金曜日に脳波の検査というのを受ける予定なんですが(具体的にどんな検査なのかは全然聞いてない)、一般的に人工内耳の手術を受ける際に受けるであろう検査は大体受けたような気がするので、ここに書き出しておきます。
まあ、検査自体については、すでに過去のエントリで書いているんですが、検査だけをまとめるということで。他の方が受けているのに自分は受けていない検査とかもあるみたいですしね。
人工内耳適応のための検査
純音聴力検査
これはこの2ヵ月で合計3回ほどやりました。
最後に行った検査結果は、以下の通り。
- 右耳:101.3db
- 左耳:105.0db
4000Hz以上の高音はスケールアウトしていますが、125Hz〜500Hzまでは、60db〜80db程度なので、比較的低音は残っている感じです。骨導聴力は完全にスケールアウトです。振動は感じられても音としては聴こえない状態です。
語音明瞭度検査(裸耳)
これは、一番最初に耳鼻科へ行ったときにしかやっていません。50音を一つずつ読み上げていくのをヘッドホンを装着した状態で聴いて書きとめる形のものでした。
結果:
- 右耳:20%
- 左耳:25%
いずれも110dbでの結果になります。このテストを受けながら、まったく聞きとれないという事実を突き付けられていたので、その後の人工内耳の方が良いという宣告も比較的冷静というか普通に受け入れられたような気がしています。
語音明瞭度検査(補聴器装用)
この検査は、手術を受ける地元の病院でやりました。方式はやはり50音を一つずつ読み上げていくものをスピーカーで聞くんですが、回答は書きとめるのではなく口頭で言うというものでした。
結果:
- 右耳:60%
- 左耳:55%
いずれも60dbでの結果で、40dbでの結果は裸耳の場合とそんなに変わらない程度でした。裸耳の後だったので、思っていたよりは良かったかなと思いましたが、dbのことを考えるとやはり補聴器では厳しいという状況ですね。
歪成分耳音響放射検査
これはやったんですかね。
検査方法としてはイヤホンを耳に入れて内耳の反応を見るという形式ですね。検査の名称をちゃんと聞いているわけではないので、そういえばそんなのやったような気もしますが、ちょっと記憶にないです。
ただし、提出できなかった更生医療の意見書には「歪成分耳音響放射にて両耳無反応」ってあるんで、手術を受ける病院でやったんでしょうね(苦笑)。
ティンパノメトリー
いわゆる鼓膜の検査ですね。最初に行った耳鼻科で受けました。
結果は良く分かっていませんが、難聴の検査というよりは中耳炎の検査で使用されるものらしいので、問題はなかったんでしょう。
耳小骨筋反射検査
アブミ骨反射検査ともいうらしいですが、顔面神経の障害に関する検査ですね。これも最初に行った耳鼻科でティンパノメトリーと一緒の機械で受けました。
これも結果は良く分かってません。が、何も言われていないので、おそらくは問題なかったのではないかと。
大体これぐらいが人工内耳の適応か否かを調べるために受けた検査だと思います。人によっては、語音明瞭度検査も50音だけじゃなくて、単語とか文章で検査する場合もあるようですし、平衡機能検査(カロリックテスト)なども受けているようですが、私はやってませんね。金曜日の検査でやる可能性はあると思うので、やったら追記しようと思います。
(8月25日追記)語音明瞭度検査については、最終的に数字と単語もやりました。数字の結果は聞いていませんが、単語の結果は30問中2問正解でした…(右耳のみ)。
聴性脳幹反応(8月25日追記)
ヘッドホンで音を聞いている状態で脳波の検査をするというやつですね。2時間ほど寝ててくださいと言われたんですが、ウトウトはできても完全に寝るっていうのは音が何かしら出ている状態ではなかなか難しいですね。
最初の1時間半は、ヘッドホンではなくてイヤホンを使用して、PCに繋がった機械で検査をしていたようです。で、最後の30分は写真のような機器での検査で、ヘッドホン装着でした。出てくる音が違ったので同じ検査なのか違う検査なのかよく分かりませんが、まあ同じ検査なんだと思います。
結果については何も聞いていませんが、何も言われてないので問題はないのではないかと思います。
手術適応のための検査
以下は、手術自体の適応検査になります。いずれも異常なしという診断でした。
さすがに手術ともなると検査の数が多くて大変ですね。もし両耳に人工内耳ということになれば、この検査をもう一度繰り返すことになるわけで、今回異常がなかったんだからよほどのことがなければ次も問題ないとは思いますが、状況の変化ということもあるので、手術後もしばらくは健康に気をつけて生活していく必要がありそうです。